牛車講座 実践編
では実際に牛車を使う形を考えてみましょう。
11ラウンドの初手にSP牛車をうつこと、また野菜、麦を持って
その後速やかに種まきができることを目標にします。
前回の通り、牛車を使うために必要なアクションは以下の通り。
- 4木、3木、柵、牛(-飯)、牛(-飯)、sp牛車
牛車の準備を、実際のアクションとしてみていきます。
とりあえず3ステージ目、R8から始めてみましょう。
木の家3件、家族3人、調理場以外の職業・進歩はないものと仮定します。
R8~R10までの手数は9手。このうち牛車に必要な5手を除くと、
残りは4手しかありません。
また、R10にラウンドカードの牛がめくれない可能性を考えると、
R9の収穫を牛を持ったまま乗り切る必要があります。
- R8 4木 3木、柵
- R9 2羊、牛-1飯、野菜
- R10 野菜、牛-1飯、麦
- R11 sp牛車
やれないことはないのですが、ちょっと余裕がありません…。
4木、2羊、3手目の野菜は既に他の人に取られている可能性もあります。
牛車のために必要なアクションを除くと、ほぼ飯行動しかできていません。
もう少し余裕を持って動くには何が必要でしょうか。
やはり木と飯が足りていませんので、そこを追加してみることにします。
3ステ開始時の前提条件(家3、家族3、調理場)に
厩2と羊3(羊2→繁殖)を追加します。
代わりに調理場をかまどにダウングレードします。
- R8 3木 牛-1飯、日雇い
- R9 何か 牛-1飯、麦
(牛繁殖) - R10 野菜 なにか、なにか
- R11 sp牛車
3ステージで牛が繁殖できるので一気に楽になりました。
「何か」の所は木を集めるか、食料をとるか、
点数を取る行動に使います。
ですが、余剰の手3手では手数の余裕は余りないので、
増築増員するか、石の大進歩をひとつとるか、
木を集めておくかのうちどれかひとつ位を目標に動く感じでしょうか。
やはり牛車をR11にうつためには、2ステージくらいから
準備をしておいたほうがよさそうです。
牛車の条件を達成するための木・食料の確保として
以下の行動を目標とするといいでしょう。
上から順番に優先度が高くなります。
- 最低一人は増員しておくこと
- 牛繁殖のために、多めに食料を手に入れておくこと
- かまど・調理場のどちらかを手に入れておくこと
- 柵・厩などの家畜を繁殖できる設備を整えておくこと
また、牛車を打った後の事を考えると以下の事も優先度が高くなります
- 柵を引くために木をなるべく多く持っておくこと
- 蒔くための種を持っておくこと
実際に遊ぶ際には、職業や小進歩がありますので、
もう少し楽に牛車を打つことができると思います。
種まき・繁殖はアグリコラでも慣れが必要な拡大再生産部分
で、初心者には少し敷居が高いかもしれません。
牛車はその二つともに強力なサポートとなるカードですので、
ぜひ使っていただければと思います。