【わらこらむ2】 対わら小屋戦について

対わら小屋戦について

 

さて、わら小屋の戦い方について一通りみてきました。

このコラムでは敵に回した時の戦い方について書いてみたいと思います。

 

わら小屋の強いところはどこでしょうか?

 

1、ステージ1の麦×6行動

2、ステージ2の資材回収

3、暖炉と豊富な麦による効率的な食料体制

4、まず5人まで行く増築増員

5、ステージ4の種パン。畑と種のアクションがほぼ終っている点

 

こんな所があげられるのではないでしょうか。

 

それらに対して、どのように戦っていくのかというのをみていきたいと思います。

 

◆ステージ1

わら小屋側は手が固定されています。

初手から畑をうつなど変わった行動を始めるので、

見分けるのはさほど難しくありません。

 

ラウンド4の種パン麦3蒔きを成立させないことが

大きくわら小屋側のテンポをそぎます。

 

ただし「畑麦にしか通わない人がいる」ということは

「わら小屋以外のプレイヤーは資材を得られている」ということになりますので、

ただカットをするだけではわら小屋プレイヤーと二人で沈むだけの結果になります。

効果的に進めていくためには、麦や畑・種パンを効果的に利用する必要があります。

 

案1:麦1を取ってレンガ暖炉に。

   押さえる箇所によっては麦1でも致命傷になりえます。

   後々暖炉が必要な手札であれば、飯行動を兼ねるため悪くない行動です。

案2:林務官・畑好き等でR4の種まきを押さえる。

   林務官+種まきは木6行動+αのため意外と悪くないです。

   畑好きも種まき=麦3はそれなりに強い行動となります。

 

◆ステージ2

きちんと種を蒔かれていたとして、

このステージではわら小屋は増築のための資材を取ってきます。

このラウンドのわら小屋対策は次の二つだけですみます。

 

案1:多い資材(木6、レン5以上)を回さない

案2:わら小屋がスタプをとった場合は木・レンガを刈っておく。葦は放置。

 

ステージ2は増築増員で手数を喰い、飯行動もきついため、

案2をそのまま実行するのは結構難しかったりします。

愛人・葦の家・乳母などで手数が増えているのであれば狙えなくも無い、程度ですね。

正直な所、このステージでのレン3は取りたいアクションではありません…。

 

◆増築増員について

わら小屋側は自由な手がとにかく少ないため、中盤までよほど強い小進歩が無い限り「スタートプレイヤーを取る」アクションはわら小屋の1回だけになります。

増築のための葦軽減は強力なのですが、増築厩・増員のマスにはいるのは流れ次第ということになります。

また、出せなかった小進歩は増員とあわせて出してくるため、そこも押さえうるポイントでしょう。

 

案1:わら小屋側の増築準備が整ったら先に増築

案2:2軒増築をしても増員小進歩でないほうの増員は見送り、小進歩権を渡さない

 

◆飯基盤対策について

わら小屋側の食べられる見込みは以下の通りです。

 

レンガ暖炉単体→足りない

レンガ暖炉+補助→

醸造士で若干足りない。火酒作りなら足りる。レタス畑でちょっと怪しい。)

石暖炉単体→足りる(パン焼き多目)

レンガ暖炉+石暖炉→足りる(種パンでのパン焼きは4ステと5か6の2回で間に合う)

変換暖炉→足りる

調理場→足りる(但し麦は多めに焼くため麦点が下がりがち。繁殖や家畜もあり。)

木の暖炉→足りる(但し麦は多めに焼くため麦点が下がりがち)

脱穀職人→きついが何とかなる。麦点はお察し

 

わかり易いのは暖炉の取得です。

変換暖炉が無ければ、石の暖炉が取れないわら小屋は

食料行動のアドバンテージを失っていきます。

 

◆畑と柵

わら小屋は後半に柵を引くため、

そもそも木が取れないと柵点・家畜点がひどいことになります。

 

案1:葦も木も序盤は軽いので木で4軒目まで。厩も建ててしまって木を辛くする。

案2:材木買い付け人・林・木材配り等



わら小屋の戦術はキーポイントがわかりやすく、かなりカットに弱いため、

狙い撃ちにすれば簡単に点数を下げることができます。

 

ただし、わら小屋に向かうプレイヤーがいる場合、

特に序盤のボード利用効率が上がるためにインフレになり易い事には注意が必要です。

 

1、ただ無駄な手を打たないこと

2、本当にわら小屋プレイヤーに対して攻撃的なアクションを取る必要があるか

3、また攻撃的なアクションを取る必要があるプレイヤーが本当に自分なのか

 

これら3点を押さえて、わら小屋プレイヤーへの対処が必要か判断するべきでしょう。

 

わら小屋戦術を取るプレイヤーがいる場合に本当に注意が必要なのは、

わら小屋プレイヤーよりも、その周りでおいしいアクションをうてている

その他のプレイヤーだったりするのですから。