牛車講座 アグリコラ(旧版EIK、5人戦)の話

 

先日の上田のアグリコラ会で話題に上った牛車の話をしてみます。

牛2頭という厳しい条件・そこそこ重い資材のため、
一見すると使いづらい小進歩に見えるのですが、
うまく起動できたときの効果はなかなかのものです。

今回は牛車の強さについて評価してみましょう。

 

◆牛車アクション時の点数
  • 進歩点 :1点
  • 畑3枚(R11まで) :6点(未使用スペース点+3、畑点-1→2)

1手7点は問題なく強いですね。
同じ畑系で3枚耕せる鋤と比べると、
別途畑に入る手が必要でない分速効性があります。


次に発動に必要な手数を考えてみます。


◆牛車発動に必要なコストについて

資材コスト

  • 3木 :→(アクション)1手分

条件

  • 2牛 :牛(牛-1飯)、牛(牛-1飯)→2手

  ※R11起動目標なので牛2はとれないものと考えます。

また、牛2匹を捕まえるには収納スペースが必要です。
職業・小進歩がない限りは柵を引くか厩を建てることになります。

  • 柵(or厩) :4木、柵or4木、(厩2)→2手(増築厩の場合は1手)

 

◆牛車の点数効率

さて、両方をあわせて牛車の点数効率を出してみます。

  • 牛車に必要なコスト:6手(5手)
  • 牛車起動時の点数 :7点


…あれ、なんだか微妙な点数になってますね。
このままだと畑に3回入った方が、3手で6点なので圧倒的に強くなってしまいます。

ここで盤面を見渡してみましょう。
1マスの柵(又は厩2)と2匹の牛が残っています。
実は牛車の強さの半分はこの条件部分にあります。

  • 1マス柵 :3点(未使用スペース点+1、柵点-1→1)
  • 2牛(R11) :順調に繁殖したとしてR14時点で5匹、4点
    (+かまど時3飯、調理場時4飯)(牛点-1→3)

 

  • 牛車条件部分の点数 :7点

これで全部で6手14点の手になりました。
畑3枚を直接耕すより、何とか効率が良いということになりそうです。

ただし、もし牛が繁殖できない状態だった場合は条件部分が2点下がり、
1ラウンド遅れるたびに2点下がり…と、無理に打っても強いとは言いがたいようです。